相続・遺言
2013年8月 8日 木曜日
名義変更をする目的(原因)
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
今回は、名義変更をする目的について話したいと思います。
通常、名義変更をすることが必要になるのは、不動産を売却したり、贈与したり、代替わりして相続で登記することが典型例になるかと思いますが、それ以外にも名義を変更する場合があります。
一つの例として譲渡担保というのがあります。
これはお金を借りる際、通常は不動産に担保をつける抵当権の設定をして、支払えなくなったときに競売して不動産を手放す方法を取るのですが、競売費用が相当かかりますのであらかじめ名義を債権者に移してお金を借り、完済したら名義を元に戻すという方法になります。
抵当権と同じく、返済中も自分で使用収益することができます。
この場合の名義変更の原因は売買などではなく、譲渡担保とはっきり登記簿に公示されることになります。(続く)
投稿者 山田司法書士・土地家屋調査士事務所